INTERVIEWインタビュー
次の30年へ
継続は力なり。斎藤電気商会は75年の間に、さまざまな実績を積み上げてきました。
そして、今後は時代にそぐう形で社会に貢献できるよう、30年にわたる長期ビジョンを達成していきます。
変わるための歩みは止まらない
代表取締役齋藤雅文
挑戦し続けるサイクル
私が斎藤電気商会を継いだのは、創立70周年を迎えた年でした。あれから5年、頭のなかではいつもひとつの課題が駆け巡っています。老舗といえるこの会社を一日でも長く続けさせるためには、どうすればいいのか…。それに答えるアクションとして明確になっているのが、「変革」です。創立時の理念にもとづいて、今の時代にそぐわない事柄はどんどん変革してことが必要です。
ただ、この5年間はたくさんの失敗を重ね、多くのことを学びました。おかげで取捨選択を合理的にできるようになりましたし、その成功確度は少しずつ向上していると体感しています。
すべては、関係者の誰もが幸せになるために
取締役に就任して、「なぜ、この会社が存在しているのか」「なぜ、この会社が存在しなければならないのか」と漠然と考えていました。これは、私自身の経営理念がないことの表れでした。そして「人間がつくったものはすべて、誰かのためでなければ存在意義はないのではないか」と考えるようになり、社是を決めることになったのです。
その後、より高い目標である「相互にかけがえのない存在である」ことを付け加えました。「単純に世の中に必要とされ続ければ存在し、必要とされなければなくなるのも当然」という想いから出てきた考えです。
まずは労働環境の改善から
斎藤電気商会の企業力を高めるには、まずは「電気工事業界のふつう」から脱却を図る必要があります。いろいろな意味で、すべては「過酷な労働環境を改善すること」から始まると思うのです。
人材を重用するコミット
労働環境改善を進めるなかで、社員に2020年12月までに実現することを約束しました。「近辺の建設業の会社のなかで、もっとも働きやすい会社にする」という内容です。この具体策として、健康診断上乗せ補助、長期障害補償保険加入を敢行します。
我々の仕事は、特に身体が動かなくなると続けられません。そういった社員たちの不安を軽減するためにも、健康診断や障害補償保険といった福利厚生制度の拡充は図るべきだと考えています。
エンドユーザーの喜びこそ、
やりがい
工事部相澤勇希
次々に新しい目標ができる好環境
私にとって、電気設備工事は魅力あふれる仕事です。利用する人たちには喜んでもらえますし、ひとつの仕事が終わったら次に達したい新しい目標が生まれる…このサイクルのなかで、毎年、「昨年はわからなかったことが、今は理解できて実践できている」と実感しています。
前職も同じ電気工事だったのですが、職務の内容は建設工事現場に電力を引き込む「仮設電気工事」。6年前、斎藤電気商会に転職したときは建物内での業務は初めてで、少し戸惑うこともありましたね。ただ、先輩たちに教えてもらいながら、徐々に対応できるようになりました。
地図に残る建物に関われる特権
直近の工事として印象深いのは、横浜市内にある小学校体育館の新設ですかね。古い体育館を解体して、新しい体育館を一から建築するという内容。こういう規模の電気工事は初めてだったので、多くのことを勉強できました。最終的には難易度の高い仕事を全うすることができ、本当にうれしいです。
さらには、この仕事では子どもたちをはじめとする多くの人たちに喜んでもらえました。こういうところでエンドユーザーに感謝してもらえることは、大きなやりがいになりますよね。建物系は形として残るので、ひとつの特権かもしれません。
応援したい社長の挑戦
はっきり言って、電気設備工事は他のガテン系と同じで肉体を酷使する仕事です。重いものを運んだり、いくつもの工事道具を抱えて同じ体勢で長時間働いたり…しかし、電気が好きであれば、この過酷さを楽しみに変えることができ、もっと仕事がしたくなるはずです。
しかも、斎藤社長がトライしている「電気工事業界のふつうからの脱却」は、我々にとって非常にありがたいことです。ハードルはなかなか高いと思いますけど、そうした会社が台頭しない限り、勢いのいい若い職人が活躍できる業界環境はいつになってもできないでしょうからね。
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